設 立 趣 意 書
まちを支える商店・工場から、市民へ恩返し。
祭りを、もう一度、この登米に。
登米市舞踊振興会
学術・文化・産業・地域社会など、特定の分野や地域の発展と活性化を目的として、ここに登米市舞踊振興会を設立する。
近年、コロナ禍を経て、各地の文化は乏しくなりました。まちを支えてきた私たち商店・工場・生業(なりわい)の者は、いま一度、市民の皆様へ恩返しをしたいと願い、この会を興します。
むかし、この地には、地域ごとの祭りがありました。春の早苗饗(さなぶり)、秋のカッキリ。豊年を祝い、労をねぎらう日です。
その日、まちには、みんながいました。子どもも、若い衆も、母たちも、年寄りも。三代、四代が同じ輪の中で、盆に帰った者まで入り乱れ、誰ひとり「見ているだけの人」はいなかった。手を合わせ、胸を高鳴らせ、年に一度、まちがひとつになりました。
本会は、その祭りの心を受け継ぎます。
私たち商店・生業の者は、登米市民の皆様によって生かされてきました。この心を忘れず、年に一度の恩返しを、かたちにしてお返ししたい。
「お陰様」を言葉で言うだけでなく、実践として、目に見えるかたちで。——それが、この会を興す想いです。
私たちが設立するのは、こういう会です。
年に一度の会費制。5,000円
集めた力は、年に一度、行事として市民の皆様へお返しします。
運営の規約を定め、透明に運びます。
チケットを売らないのは、これを「商店・生業から、市民への恩返し」として貫くためです。
八戸・大平堂作 氏
舞台装置一式/小道具・大道具のご寄付
浅太郎 氏
今のところ上記の方々ですが、これから地域の方々にも、順にお声掛けをして参ります。
はじまりは、年に一度のショーです。けれど、一度きりでは終わらせません。手応えを確かめながら少しずつ育て、毎年、新しい顔で、ずっと続く秋にしていきます。
失われかけた、まちがひとつになる日を——もう一度、この手に。
ここに、登米市舞踊振興会を設立します。
お陰様を、かたちに。
その輪を、まちの内から、遠くまで。